今日は、山口県でもフードバンク事業をスタートさせたいと
願っておられるYさんと一緒に配給にまわりました。
車を運転しながらいろいろと話す中で感じたことがありました。
それは、社会的に弱い立場の方々への支援活動を始めたいと思い、
その思いが消えずに行動を起こすまでにあたたまっていく方々は、
決して慈善事業を起こしたいと願っているのではなく、支援する側される側と境界線を引いてもいません。いろいろな人生経験の中で弱さを自覚し、支援したい方々と同じ側にいる仲間なのです。私自身もそうです。孤立している方々の中に自分の姿が映るときがあります。
その方々がはじかれたら、自分がはじかれているように感じるときがあるのです。
だからこそ、そう簡単にはあきらめるわけにはいきません。
今日の最後の配給先は初めて訪れた施設「じねん舎」です。
さまざまな弱さやハンディーを抱えた方々と健常者が普通に過ごせる居場所です。
作業が中心ではなく、居場所として過ごせる空間を大切にしています。
ここでも感じました。誰かが始めなかったら、ここにおられる方々の笑顔には
出会えなかったんだなあと・・・・
さあ、クリスマスがもうすぐそこにやってきてます。
この町のひとりひとりにサンタさんがプレゼントを届けてくれますように。
フードバンク北九州ライフアゲイン 原田昌樹