普及啓発事業
〜 講演・セミナー〜
講演・セミナー
理事長原田を中心に、SDGsやフードバンク、子ども食堂、子育て支援などについて講演活動を行っています。
これまで、周望学舎(年長者研修大学校)や各地市民センターなどでの生涯教育、社会教育の一環としての講演を行ってきました。


また、北九州市立大学、西南女学院大学、九州共立大学、九州工業大学などで若者に向けても積極的に講演を行っています。
シンポジウム
ライフアゲインは、食品ロス削減のために企業や行政から多くの災害備蓄品の寄贈を受けています。いただいた災害備蓄品は他の食品と同様に、食品を必要とされている家庭や福祉施設に差し上げています。喜ばれることもありますが、お渡しした施設先で廃棄されている現場を見たり、受け取られた家庭からこのようなメッセージをいただくことも…。
・「非常用のレトルト食品の味が口に合わなさすぎた」
・「長期保存の食品は災害時にはとても活躍するとは思うんですが、もっと美味しければいいなあと思います。」
・「長期保存用の非常食が入っていますが、自分も子どもも苦手なのでそれ以外でお願いしたいです。」
・「(食べられなかったので)せっかく頂いたものを無駄にしてしまっている気になります。」
・「(食べることを躊躇し)結果的に半分以上は捨てました。食料支援といっても、普通の人が食べない残飯をもらった感じで。・・・途中省略・・・悲しくなりました。」


フードバンクが災害備蓄品をもらって配布しても、おいしくなければ二次廃棄につながります。それでは食品ロス削減には繋がりません。最近の非常食品は、企業の努力により美味しいものがたくさん開発されるようになりました。しかし食べ慣れていないものに子どもたちの手は伸びず、美味しくなければ受け取った方々を悲しい気持ちにさせてしまうのです。
子どもたちにはおいしいもの、普段から食べ慣れているものを渡したい。非常食・災害食=美味しくないものというイメージを塗り替えたい。そんな想いから2024年2月にシンポジウム「非常食を福祉につなぐ~備食だからこそ美食~」を開催しました。
実際の災害時には、美味しい食事が被災者を励ます大きな力になるはずです。自治体や企業には災害備蓄品の準備が求められるようになり、災害食に対する美味しさの向上はますます期待が高まっています。
幸運にも災害が起きず災害備蓄品が入れ替えの時期を迎えるとき、食品ロスを生むのではなく喜ばれる食品として活かしたい。この循環を社会に広げていきたいと考えています。
