コストコからスタートした、北九州でのフードバンク事業。
現在はファミリーホームの職員さんや里親さんがボランティアとして動いてくれるようになり、
ほぼ毎日、余剰食品をコストコからいただき、施設に分配できるようになりました。
市外から“報恩母の家”が食品を取りに来られていたので、あいさつを兼ねて母の家を訪問しました。到着してびっくりしたのは、施設の大きさでした。100名を超える子どもたちが一緒に暮らしているとのこと。
この子たちが大人になったとき、少しでも住みやすい社会を実現させなければと実感しました。
ストレスの多い社会で親自身が傷つき、家庭に居場所を持てなくなった子どもたちが大勢生まれています。
親が悪いのか?いいえ違います。子どもが悪いのか?いいえ違います。
食品の問題と同様に、ひとり一人が自分の問題として取り組まなければ家庭はますます壊れていくでしょう。
最も小さな社会である家庭が壊れれば、最も大きな社会である国家は壊れると中国の格言であります。
ひとり一人が、食品ロスの問題を通して、人間の生き方を考え直す時期がきていると思っています。
フードバンク北九州ライフアゲイン 原田昌樹