パートナー意見交換会を開催!

FBKライフアゲインお知らせ, 写真付き活動報告

フードバンクの食品提供を通し連携しているパートナー団体さんとの意見交流会(第1回目/全4回開催)を、つきだテラスで開催しました。
コロナ禍により4年ぶりの開催となったパートナー交流会。
この日は北九州市内外より、児童養護施設や自立援助ホームなど様々な福祉団体のみなさんにお越しいただきました。

理事長原田は冒頭に、こんな話をしました。

「私がこの活動を始めたばかりの頃、当時支援していたあるお母さんがいたんです。私はそのお母さんをなんとか助けたいと、その方が抱える問題に対応できる専門機関を調べ電話をし、窓口を紹介したのですが、後日そのお母さんからはこんな言葉が返ってきました。

『原田さんはそこに行ったことがあるんですか?窓口の担当者を知っているんですか?自分が知りもしない所につなぐなんて無責任です。すごく傷つきました。』

私はとてもショックでした。一生懸命助けたつもりが、お母さんを傷つけてしまっていたのです。自分の行動がどれだけ無責任な優しさだったのか、そのことにその時初めて気づきました。それ以来、支援者同士の信頼関係づくりを意識し活動しています。当時の苦い経験がこのパートナー交流会を始めたきっかけです。」

“食事に困っているご家庭”には経済的困難のほかにも、様々な問題を抱えている場合が多くあります。
食品をきっかけにそんなさまざまな困りごとが集まるライフアゲインがハブとなり、専門家である支援者同士の横のつながりを強めることができれば。
支える側の人たちがまず仲良くなること。
団体同士の壁をとっぱらい連携していくこと。
そうすれば”顔の見える関係”の中で、ご家族に安心を提供することができるはず。

この日の会は、各団体の活動紹介やフードバンクからの食品をどのように活用しているかなどで話が盛り上がり、みなさん時間が足りないほどでした。
「何かあればお声かけください!」と団体さん同士で声を掛け合う様子を見ながら、目には見えない支援の網がどんどん編まれてゆく様子に感動を覚えました。

これからもパートナー団体のみなさんと連携し共に力を合わせていきたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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