戦争によりウクライナの人々の穏やかな日常が奪われ約一年半が経ちました。
ライフアゲインはポーランド在住、アニャ先生(当団体が行う無料学習塾の講師)を通し
主に戦争により親を失ったウクライナの子どもたちの支援を続けています。
先日、寄付金や支援物資を届けているポーランドの支援団体「天使姉妹会」より
現地での支援状況報告が届きました。
「天使姉妹会」はポーランドの施設での孤児の受け入れのほか、
ウクライナの避難所へ訪問も行っています。
届いた支援報告書には避難所での支援活動の様子を記録した
約3分間の動画が添えられていました。
親や家族を失った幼い子どもたちが戦争の恐怖と耐え難い悲しみを
少しの時間だけでも忘れられるようにと企画された催しです。
みなさまより寄せられた寄付金はこうした避難所での催しや
避難されている方々への食品配布、子どもたちへのプレゼントなどに役立てられています。
◆以下、届いた報告文章を原文そのまま掲載します。
””戦争が始まって以来、天使の姉妹たちはウクライナの孤児とその家族を助けるために活動しています。彼らはポーランドから活動しており、ここに孤児院があり、孤児と家族(通常はひとり親)をポーランドの住居に移しています。彼ら全員を移動させるのは非常に難しいため、彼らは常にウクライナに旅行して、現地の家族に食料を届け、また、ウクライナで協力している孤児院の世話もしています。両親が戦争で亡くなったため、多くの子供たちが孤児になっています。彼らは孤独で、怖くて悲しいのです。だからこそ、フードバンク北九州ライフアゲインを通じた日本からの援助のおかげで、シスターたちはウクライナの孤児のために食べ物とプレゼントを用意したささやかなパーティーを企画することができたのです。彼らが受けた精神的ダメージと、彼らが常に抱えている恐怖は耐えがたいものです。だからこそ、この出来事が彼らの希望を高め、彼らの顔に笑顔を与え、喪失感と彼らが常に生きている恐怖を一瞬忘れさせてくれるのです。大切なもの、日本という遠く離れた国からの愛、そして希望、それが彼らに希望を与えてくれるのです。””