非常食の寄贈を受けるフードバンクとして思うこと

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6月17日に県内の某社会福祉法人より災害備蓄食品が届けられました。
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東日本大震災後より災害備蓄の量も全国的に数倍増え、
私たちへの食品寄贈も増えてきました。

そのような中で災害食に対しての見直しがなされています。
震災直後の三日間がライフラインも途絶え、支援物資も届かない
状況下に置かれると言われています。
その三日間をどう不安の中でも希望を持って過ごせるかが重要です。

災害食は単に高カロリーで長期保存がきけばいいというのではなく、
自分自身が被災した時に、何を食べたいか、どのような食卓を囲みたいかを
イメージして備えるべきものです。しかし多くが自らが被災者になるとは
想定されずに単なる災害備蓄食品として開かずの間に長期保存されています。

私たちフードバンクは災害食の見直しをも啓発していく使命があると実感しています。
なぜなら、期限が迫った災害備蓄品を我々は寄贈され、今、生活にゆとりをなくされた
方々に配達するからです。その食品は非日常の生活困窮者(被災者)に届けられたとしても、
フードバンクを通して日常の困窮者に届けられたとしても、希望を灯す食品として、
あたたかい食卓を囲む食品として届けられなければなりません。
被災時であればなおさらのことです。

味の試食、三日間の空腹を食事を楽しみに過ごせる食品選択、日頃から災害を意識する
ローリングストック等の保管方法も検討して購入される必要があると思います。

info@fbkitaq.net 093-672-5347(ゴミにしない)
NPO法人フードバンク北九州ライフアゲイン
代表理事 原田昌樹

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