2025年2月12日㈬、北九州市八幡東区にあるレインボープラザにて令和6年度内閣府事業「つながりサポーター養成講座~ひとりじゃないって伝えたい~」を開催しました。
単身世帯の増加、リモートワークなど働き方の多様化、オンラインサービスの充実など社会環境の変化により、私たちはいつの間にか家族や地域、職場などとのつながりが薄くなり、誰もが孤独・孤立に陥りやす状況になっていると言えないでしょうか。
つながりの薄い社会では、悩みや困りごとが生じた際、一人では声を上げづらく、抱え込んでしまうことがあります。
「つながりサポーター」とは、孤独・孤立の問題についての知識を身につけ、身の回りの人に関心をもち、できる範囲で困っている人をサポートする人のことです。
孤独・孤立は、ひとりでいること自体が悪いのではなく、悩みを打ち明けたり話したり相談できる人がいない中で問題が複雑にそして深刻になってしまうことが問題なのです。
講義はテキストに沿って、時折理事長の体験を織り交ぜながら進められていきました。
実話を聞きながら、その人に誰か一人でも雑談を交わせる相手がいたら、サポートできる人がいたら…と思わずにはいられませんでした。
私たちライフアゲインは、日々の食料支援や子育て支援、まちづくりを通して、人と人とのつながりの大切さを実感しています。
また北九州市孤独・孤立対策等連携協議会のメンバーとしても、地域での人と人のつながりの大切さ、一言の声掛けの大切さを発信していきたいと思っています。
55名の参加者それぞれが講義やワークを通し孤独・孤立について考えたり、いざという時にどこへ相談したらよいかを自分事として考える時間にもなりました。
つながりが薄くなった現代こそ「つながりサポーター」のような身の回りの人に関心をもち、できる範囲で困っている人をサポートできるようになれるといいですね。
誰もが困ったときに気軽に声を上げられる・掛けられる社会に。
子どもたちがそんな街で成長できますように。
