先日、明治学園の先生からメールで依頼がありました。
「男子学生に、フードバンクの活動をテーマにして経験が伴う
学習をさせたいのですが、いかがでしょうか」というものでした。
私は快く引き受け、配給先である薬物依存症の更生施設である『北九州ダルク』
の一室をお借りしてその時を持つことにしました。7月23日に男子学生12名と
引率の先生が『北九州ダルク』へ到着し、1時間ほどの時を持ちました。
いろいろな質問の後、ダルクの職員と私は彼らに伝えました。
「人生にはいろいろな谷間を経験することがあります。しかし、決してあきらめないでください。
どん底からでも一緒に立ち上がろう、やり直そうと支え合える仲間が必ずいます。
もし、まわりの友人の中にそんな友がいたら、私たちを紹介してください。また君たちが
そのような辛い状況に立たされた時には、私たちを思い出してください。」
終わったら、皆で一斉に「ありがとうございました!」の声を響かせ学生たちは帰っていきました。
自分で学生たちに語りながら、『私は何のためにこの事業をしているのか』と自問自答しながら私も帰りました。
私たちのミッションは“ライフアゲイン”の社名に込めています。
誰もが、息を吹き返して輝きを取り戻し、その人らしく生活できる新しい循環型社会を目指して行きます。
フードバンク北九州ライフアゲイン 原田昌樹